節分

あまり書かない、日常を書こうかな。
今日は節分です。


「節分は恵方巻〜? ケッ! オレは不良だよ…!『恵方巻』なんて女子供の食うものなんてチャンチャラおかしくて…
ンまあ〜〜〜い また食うよ! 何回でも食うもんねーっ」


「こっ!! こんなうまい恵方巻おれ生まれてこのカタ…食べたことが! ねーーーぜぇーーーッ!!
お前も食べてみろ! なんつーか気品に満ちた恵方巻っつーか
たとえるとアルプスのハープを弾くお姫様が食べるような恵方巻っつーか
スゲーさわやかなんだよ…
3日間砂漠をうろついて初めて食べる恵方巻っつーかよぉーっ」


「ゥンまああ〜いっ こっこれはああ〜〜〜っ この味わあぁ〜っ
サッパリとしたかんぴょうにキュウリのジューシー部分がからみつくうまさだ!
かんぴょうがキュウリを!
キュウリがかんぴょうを引き立てるッ!
『ハーモニー』っつーんですかあ〜 『味の調和』っつーんですかあ〜っ
たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!
ウッチャンに対するナンチャン!
高森朝雄の原作に対するちばてつやの『あしたのジョー』!
…つうーっ感じっスよお〜っ」


「そ…そうなんだよな… 食えるはずがねえーんだよなこんな太いの!
でも思わず食っちまった…
クセになるっつーかいったん味わうとひきずり込まれる太さっつーか…
たとえると『豆まきの節分』の時に年齢の数だけ豆を食おうとして
大して好きでもねぇ豆をフト気づいてみたら一袋食ってた
ッツー感じかよぉ〜〜〜〜〜っ!
うわああああ はっ 腹がすいていくうよぉ〜〜〜っ!
食えば食うほどもっと食いたくなるぞッ!
こりゃあよお―――ッ!!
ンまあーーいっ!! 味に目醒めたァーっ」


「ガマンできねえッ ハラがイテーけど食わずにはいられねーっ
伊達巻ソースの甘ズッパさとシイタケの肉汁がのどを通るタビに幸せを感じるッ!
こんな味がこの世にあったとはァーーーッ 幸せだァーーーッ
幸せの繰り返しだよぉぉぉぉぉ〜〜〜っ
ンまあ〜〜〜いっ ブゲ!」




巻寿司は食べたけど、豆は食べませんでした。
ちなみに、恵方巻じゃあなくネギトロ巻きを食べました。
ちなみに、気づいたら西を向いて食べてました。
ちなみに、健康にはなりませんでした。


(『味の調和』の例えを、自分なりに変えたほうがよかった...のか...?)